配偶者ビザ申請

配偶者ビザの申請においては、偽装結婚を防止するため結婚の信憑性が厳しく審査されます。つまり法律上の婚姻が成立しているというだけでなく、婚姻の実態を伴っていなければ配偶者ビザは取得できません。婚姻後は日常的に同居していることや、出会いから交際まで、結婚に至った経緯などの詳細を立証していく必要があります。（二人で写った写真などを提出）
また、SNSを通じて出会った、夫婦の年齢差が大きい、交際期間が短い・直接会った回数が少ない、離婚歴が多いなどは結婚の信憑性が低いとみなされるかもしれません。

申請をする外国人の方を含む家族が安定した生活を送るために十分な資力があることも重要なポイントです。いくら以上の収入があればいいという基準はありませんが、あまりに収入が低い場合には、日本で安定した生活を送ることができないのではないかと疑われてしまい、不許可になる可能性があります。ただし、収入に不安があっても、家族からの援助が見込める場合や、就職したばかりで現在は収入が少ないが今後は安定した収入が見込める場合などは、それを証明する資料を提出することで許可が下りる可能性はあります。

申請人である外国人配偶者の過去の素行も審査され、犯罪歴や不法就労等がある場合は注意が必要です。例えば留学生の方が資格外活動許可を得てアルバイトをしており、決められた制限時間を大幅に超えて働いていた場合や、授業の出席率が低い場合などは審査がネガティブに影響します。